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基地の街を歩く、まち歩き

沖縄も、最近は秋らしく朝晩はひんやりとした空気が感じられるようになって来ました。

短い秋が終わり、これまた短い冬に季節は変わろうとしています。

 

沖縄県では、平和学習やマリンスポーツを中心とした修学旅行の受け入れが多く、毎年たくさんの学生が訪れてくれています。

 

沖縄市観光協会でも、5年ほど前から修学旅行の受け入れを始めました。

当初は、エイサー体験のみの少人数からスタートしましたが、プログラムのユニークさや街や商店街と一緒に受け入れを行うことによって、たんなる観光旅行とは違う「ここでしかできない事」をテーマにプログラムを提案しています。

 

 

沖縄市戦後文化資料展示室ヒストリートにて
沖縄市戦後文化資料展示室ヒストリートにて

中でも、最近問合せの多いプログラムが【After1945~基地のまちKOZAを歩く】という、まち歩き型平和学習です。

 

沖縄市の約26%を占め、北谷町や嘉手納町と並び極東最大の米軍基地「嘉手納基地」を有しています。

戦前はのどかな農村だった旧越来村(旧コザ市)を、あっという間に基地の街へそして米兵たちの歓楽街へと変貌を遂げていきました。太平洋戦争において、激戦地となった沖縄の中でも早くに捕虜収容施設ができ、また占領した中飛行場(現嘉手納飛行場)があることから、大きな戦禍に巻き込まれず、むしろ沖縄県の中でもいち早く戦後がスタートした場所でもあります。

 

 

南部戦跡などの平和学習のあと、戦後~現在へとつなげ今を生きる私たちに直結する平和学習の形を、沖縄市「コザ」でのまち歩きは体感することができます。

 

嘉手納基地、住宅側
嘉手納基地を眺めながら、平和を考える

写真は、姉妹都市米沢市にあります九里学園高校の「平和学習班」の皆さん。

まち歩きの後、宿泊先(沖縄市内)のホテルにて、平和講座を行ったり、コザミュージックタウンでは、エイサー体験も行いました。

今を生きる皆さんに、基地の街から何が学べるか。皆さんにも知ってもらいたい、もう一つの『沖縄』の戦後の歴史が凝縮されています。

 

まち歩きや体験プログラムに関する問い合わせは、

 

沖縄市観光協会 コザインフォメーションセンター

電話 098-939-4845 あるいは、下記のメッセージフォームにてお問合せください。

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